夏の日差しと死の匂い -推しの文殺を見た-
今年も夏が終わる。
オリンピックも花火も海も何もなかったけど、夏が終わる。
令和2年8月29・30日、私は朗読劇「文豪、そして殺人鬼」を見ていました。
これは考察や感想ではなく、単なる日記です。
※完全にネタバレはしませんが、少し内容に触れます。
初演キャストでの再演、というのは私にとって本当に待ち望んでいたものでした。というのも、ファンの間で「自分の推しが文殺に出たら全通したほうがいい」と言う声も上がる中、私の推しは初演にキャスティングされていたのです。(当時の私は何をしていたのか?たぶんまだ声優の現場にビビってた頃ですね。ドアホかな)
しかし、過去の公演CDを聞いたときに私は衝撃を受けました。
この素晴らしい演目をどうしても推しの演技で聞きたいと。
そんなこんなで、奇跡的に再演を見ることが出来ました。
せっかくなので記録しておきます。
そもそも推しさんは、朱知のような役は珍しいような気がします。繊細で純粋な役どころの演技を見ることはそう多くありませんが、私はこのラインの演技が一番好きです。
YouTubeのラジオか何かで、このラインは競合がどうのって話をしていたような覚えもあります。
私は推しさんの朱知は最高だったと思います。
儚く繊細で、透明感のある演技が大好きです。
文殺では、食べ物に関して特に印象的だと思います。
キャストによって全く違う「くりーむそーだ」の言い方。
アドリブ含め焼肉のシーン、ラーメンを食べながら会話するシーン、そのどれもが記憶に鮮明に残りました。
私は、自宅で急にクリームソーダを作り出して家族に心配されました。
これは演劇全般に言えることですが、キャストによって受ける印象が全く異なるところについて書きたいと思います。
本当に同じ脚本なのか?と疑うほどキャストの解釈によって演技が異なりますが、その中で1つだけ変わらないのが迎える結末だと思います。
この文殺という物語の中で、3人がどう考えどう動こうが運命は決まっているような気がして、やるせない気持ちでいっぱいです。とてもつらい。
特に、推しさんの演技だと心から望んで微笑んであの場所へ飛び込んだように思えてとんでもなくつらい。
尺さんの善性が強くて、そのあとのシーンがどこにも行けない諦めのように見えたことを覚えています。照明がまるで夏の刺すような夕日で、それも相まって苦しいシーンでした。
文殺の舞台は夏ですが、日本の夏は死を特に連想させる、という持論を持っています。
盆があるから、終戦のこと、あおむけに転がったセミ、バカみたいな気温、たくましく育つ植物、何に起因するかはわからないけれど、死を感じる季節は?と聞かれれば迷いなく夏だと答えます。
夏が持つ生命力が、どうにもならない死をかえって引き立たせる。そんな気がする。
あの人と同じく死ねなかった我々は、朗読劇が終わってからもずっとその死を背負わされてるようでつらい。
配信が切れてイヤホンを外した瞬間、聞こえてきたセミの声が怖い。
時間が過ぎて秋が来ても、この夏が絶対こびりついてる。
めちゃくちゃ怖いんですけどどうしよう。
なんで生きてるの私。そんな気持ちでずっとぐるぐるしています。
これを書いている今もセミの声が聞こえてるけど、現実か幻聴かわからない。助けてほしい。
推しさんの演技は、特に彼らにとってはあの結末が幸せ(最適解)だったように感じ取れたのですが、それゆえこっち側がより地獄になってしまった。
どうしようも無かったし、そうなるしかなかった。
あなたならどうしましたか?って聞かれたら、朗読開始10分に乗り込んで大暴れして舞台を終わらせるしか思いつかない。やめな?
物語が進んでいくにつれ、どんどん退路が絶たれていった。もともとそんなものは無かったのかもしれないけれど、追い立てられるように進んでいったと思います。
ヒグラシの鳴き声とか、鋭い日差しがじりじりと責め立てるような印象だった。
もし舞台が冬だったら?少なくとも最後去っていくあの人の印象は大きく変わっていると私は思います。私は。
この先ずっと考え続けることになるんじゃないかとも思います。
あの後幸せになれたのか?たぶんそうじゃない気がする。宗教とか文化とかに詳しくないからわからないけれど。
聞いている側はあまりにも無力過ぎて、もうどうしようもない。
感情ぐちゃぐちゃにされたまま向こうに行かれたら、我々どうすればいいんですか。
どうにもならなかったからこうなったんだよなあ。
とにかく推しさんの演技が良かった。こちらからは以上です。
夏がもう終わるというのに、とんでもないものを背負わされてしまった。夏を終われなくなってしまいました。
明日は8月32日。
答えなんて出ないのに、夏に思いを馳せ続けてしまっている。
HANDEAD ANTHEM を愛してる
2020年5月31日、今日はDAA First LIVEが開催されるはずでした。
この社会情勢の中で中止になってしまったけれど、お祝いと感謝を申し上げます。
ちょうど5か月前、ハンセムについてブログを書きました。あれから約半年がすぎてどう変化したかというと、CDが4枚リリースされました。グッズがたくさん増えました。ボイスドラマも増えました。
2019年末というと、ようやくここから始まる!といった雰囲気だったような気がします。
いまや(発足からずっとだけど前にも増して)、毎週のように新規情報・新規ボイスが供給されて目まぐるしい日々を送っています。
コロナのせいもあって、開催された単独イベントはMV撮影とfLeEkお渡し会の2回しかまだなくて、私はまだ参加できていないのが悔やまれます。
今日はハンセムの生放送が実施されます。その前に、ここまでのおよそ1年を振り返りたいと思います。
2019年4月~6月
全ての始まりは2019年4月29日「K4カンパニー戦略発表会2019年春」でした。
この時はまだ「プロジェクトD」と呼ばれていて、とにかくゾンビものだということしかわかっていませんでした。そもそもコンテンツ内コンテンツの意味がよくわからず、なにか新しいことが始まるんだと、なんとなくワクワクしていたのを覚えています。
それと同時に、一抹の不安も感じていました。だいたいの原因はドラフト会議とハンデッドがころんだです。K4特有の胡乱を見せられて、「このコンテンツは一体どうなろうとしているんだ…?」と想像がつかなくなっていました。一回見てください。面白いので。しかもちゃんと設定に組み込まれているのがさらに面白い。
2019年7月~9月
この時点で、プロジェクトDに対するイメージは
・ゾンビ(半分死んでハンデッド)
・1人4役で16キャラ
・なんかやばそう(豪華&胡乱)
といったカオス状態でした。そこに投入されたのがキャラ絵一部公開のプロジェクトダーツでした。酸っぱタイム…
あの頃は、一部分だけ見せられましてもわかんない~!とか想像ばかりしていましたが、今見返したらヘッド4キャラでどんな人かもわかるのがちょっと嬉しいな、と思います。トンチキダーツでエモくなるな。
そして、2020年7月26日「コンテンツ事業部重大発表~ゾンビと過ごす夏の夜~」
HANDEAD ANTHEMが発表されました。
まさかこんなに本気だとは思いませんでした。この思いは今に至るまでずっと更新され続けているのですが、驚きと嬉しさのあまり家で飛び上がりました。
今は見慣れたあのかっこいいロゴもここで初めて見たのだと思うと感慨深いです。
EDMと発表されたときも、歌うの?踊るの?とうろたえていましたが、秋にはにはどちらも実現してしまうという恐ろしさたるや。
この生放送からず供給スピードがえげつなくて、生まれつきだったか~~!なんて。
ここでハンセムに出会わなければ、今とは違う生活をしていたと思います。
そして、K4カンパニー2周年イベントでの初朗読。
1人4役ということで、キャラを切り替える瞬間のまるで憑依したような姿は他コンテンツでは見られないものです。
CDが発表されたのもこの日でしたね。当時は第3弾まで!と言っていたような気がしますが、いつの間にか5枚も発売されていて供給の多さに私は歓喜しています。
8月19日からボイスドラマが公開されました。
無料でこんなに聞いてしまっていいんでしょうか。
びっくりするんですけどどの支部も同じキャストなんですよね……
朗読がオフィシャルなキャラクターの側面なら、ボイスドラマはプライベートな側面に近いので、イベントの直後にこれを持ってくるのは天才的だと喜んだのを覚えています。
そして事件が起きました。
9月2日 夜鳴デッドレベルライジング
デッドボイスが公開されました。あれはまだデッドボイスが時限ボイスだったころの話じゃ……(おばあちゃんまたハンセムの話してる)
あんなに平和なボイスドラマを公開しておきながら、どうしてこんな辛いボイスを公開するの!大好きです。
時限ボイスだったから、バイト終わりの終電であと5分!とか焦りながらキャラクターページを見ていたのを昨日のことのように覚えています。骨は地下鉄に埋めました。
あのとき16人のあんな声を聴かなければ、こんなにハンセムに狂うことなんてなかったのに!!!!!!!!!!
そうやってめった刺しにされた後の9月17日、ボイスドラマ第二弾が公開されましたね。
DLRで「もう何も信じられない……」となっていたのに平和なボイスドラマたちでかわいかったです。私がグッピーだったら温度差で死んでいた。
個人的に、サムネイルの立ち絵シルエットが好きです。ハンセムは支部カラーと個人カラーのバランスが綺麗で素敵ですね。同支部の4人のカラーも統一されているようで好きです。
2019年10月~12月
10月1日から怒涛のスケジュールでペアドラマが公開されました。毎週火曜と金曜に投稿されるなんて感情が追い付かなかったです。
見たかった組み合わせだったり、意外な組み合わせだったり、支部を超えた掛け合いが聞けてとても楽しいボイスドラマです。
個人的な話をすると、嘉間良兄弟のボイスドラマが好きです。
聞いてください。
ここから怒涛の勢いでしたね。
コンセプトムービーが公開され、ここまで全編無料なのにどうして懸賞企画があるんだと困惑しました。お金を落とさせてほしい。
コンセプトムービーすごいですよ!!お姉さんが手づかみで明太子を食べるシーンは必見です。
11月9日には「WANTED HANDEAD」がついに発売されました。(AGF行きたかった!隆景のハッピーバースデーの歌声聞きたかった)ようやくお金を公式に落とせる喜びたるや。めちゃくちゃかっこいいので聞いてください。
問題の11月20日 Live MV リリースです。
見てくださいこの本気を。前回のブログにも書きましたが、実在してるんです。
とにかく見てください。私からはそれだけです。
余談ですが、シャッフルペアエチュードは伝説です。
12月13日、生放送がありましたね。
この日はたくさんの告知がありました。音楽プロデューサーの方々があまりにも本気でびっくりしました。素敵な曲を本当にありがとうございます。今日のライブが告知されたのもこの日でしたね。何が何でも休みをもぎ取って東京に行くと誓ったので、中止になった今日も思いは東京に飛ばしています。
ハンセムと共に。
2020年1月~3月
ここからは支部別の曲がどんどん発売されましたね。
1月29日 B.U.H「fLeEk」
2月12日 夜鳴「宵宵乱舞」
2月26日 deva「Why not?」
3月18日 HIGH-TIDE「BIG WAVE」
これに付随してボイスドラマやMVも公開されました。
ハンセムの曲が本当に好きなんです。EDMのことは正直あんあり詳しくないけれど、ただのキャラクターソングに留まらないことはわかります。本気の曲を持ってきているんだと感じます。
さらに、キャラクターとしての歌いわけを本当に聞いてほしいんです。これが16キャラで4人しか歌っていないという衝撃の事実なんです。
最近は、同CVということを良く忘れて「あれ!?このキャラとこのキャラ声の人同じだ!?」となぜか新鮮に驚いてしまします。
CDのドラマトラックも最高ですね。見どころはいっぱいあるんですが、あえて挙げるならHIGH-TIDEドラマトラックの溺と真那人の同CV掛け合いでしょうか。ハンセムならではのシーンで面白いと思います。
あと、ハンセムのモブは30役くらいを1人で演じていらっしゃるのでそこもよろしくお願いいたします。しんくんいつもありがとうございます。
春のハン祭りで提示された目標ハンデッド数が3.5万フォロワーでびっくりしたこともありました。それだけ上を目指してくださっていることが伝わって嬉しかったのですが、ちょっと多すぎる気もするので、いつかでいいので公式ビジュアルブックは発行してほしいです。買うので。
2020年4月~
エイプリルフール!まさかのラップ!正直タブーかと思ってました。devaボイドラでいろいろ面倒って言ってたじゃないですか。
ヘッド4人ともへたくそでかわいかったし、やっぱりEDMなんですよね。
ところであの音源はどこかで買えないんでしょうか。かっこよかったので欲しいのですが。
4月15日から、新たなボイスドラマが公開されました。
DROP SERIESはずるいです。16人のことをもっと好きになりました。個人的な感覚ですが、CDのドラマトラック以上に挑戦的なシーンも多い気がします。時間の流れとか、ストーリーごとのつながりも面白く、後半戦もとても楽しみにしています。
5月8日、待望の生放送がありました。ソーシャルディスタンスを保っての配信ありがとうございました。グッズ紹介だったり、振り付け紹介だったり、ライブのために用意していたんだなと伝わってきてとても楽しい生放送でした。
直後から始まったグッズ通販で、開始1分でコンプリートセットが完売する事件が起きました。ハンセムのファンって実はめちゃくちゃ多くなっていたのかもしれないですね。ファンながらに嬉しいです。その後無事に追加分で購入できました。運営の皆様ありがとうございます。
さて、今日は2020年5月31日。DAA First LIVEが開催されるはずだった日です。
ライブが開催することができなくても楽しめるように、生放送を開催してくださってありがとうございます。今から本当に楽しみです。
追加設定会議で決定したものがどうなっているのかドキドキが止まりません。
本当は悔しいけれど、次のライブで思い切り楽しめるように温存しておきます。
最後に
キャストの皆様、1人4役というとんでもなくて素敵な試みが私は大好きです。歌もドラマも大好きだけど、朗読が本当に素晴らしいと思っているのでまたライブ等で演技が聞ける日を楽しみにしています。
シナリオライター様、ハンセムの脚本が本当に大好きです。ファンです。今度ファンレターを送ります。
スタッフの皆様、いつも丁寧な対応をありがとうございます。ライブの中止のアナウンスの最後の文で、ハンセムのことを大切に思ってくださっているんだと嬉しくなりました。これからも応援しています。
私自身の話になりますが、ハンセムを好きになって、たくさん楽しい経験をもらいました。たくさんの人とも知り合いました。
全ての人に感謝しています。
今日は大切な一日です。
初ライブおめでとうございます。
これからも大きく成長することを願っています。
今日の生放送が成功しますように。
次のライブがさらに盛り上がりますように。
また東京でお会いしましょう。
ハンセムが大好きです。
推しを推させてくれよ
大変なことになっている。
現代社会の教科書に載るような時代を生きている。
2020年4月7日、新型コロナウイルスの流行により緊急事態宣言が出た。
そこら辺にいるオタクの私は全く正気ではない。
遡ると、2月末に入ったくらいから様々な現場が中止や延期になっている。
最後の現場は2月24日のSixTONESの大阪公演だった。MCでずっと手洗いうがいを促されたことをよく覚えている。
それ以降は推しのお渡し会が流れたり、生放送が無くなったり、ハイタッチ会が中止になったりしている。
運営がイベント中止について謝罪する文面を飽きるほど見た。その度に心を痛めた。
様々なコンテンツの配信を見た。自担がうがいをめちゃくちゃ促していて最高になったりもした。でもこれを現場で見れたらどんなに良かっただろうか。
正直に言う。疲れた。
ふざけるな、一番辛いのは推したちやその関係者に決まってる。そんなことは分かってる。
こんな数ヶ月が待てんのか?そういうことじゃない。私は自担の2年の活動休止を待った人間だ。
何に疲れたのか。
まともな大人のふりをするのに疲れた。
中止にしてくださってありがとうございます!
健康第一です!
残念ですが!
希望を持って!
こんな時こそ明るく!
賢明な判断です!
そう言うのが賢いファンみたいな、大人ならわかるでしょ?みたいな。
本当は悔しい悲しいふざけんなって喚き散らしたい。
どうにもならないのなんて全人類分かってんだよ分かった上でも悲しいんだよ。
誰も責められるべきでは無いし、責める権利も無いことはわかってるから言わないが。
インターネットくらい本心を言うことを許してください。
私はもう心が折れそうです。
現場は無い。仕事も無い。ついでにマスクも無い。
仕方ないですね、残念ですね、なんて笑顔を貼り付けて振舞って。
普通に生きててなんとも無かったらオタクなんてしていない。
何かを自分の救済だと思い込まないと生きてこられなかったのに。
推しを見たいがために人生を頑張ってきたのに、どこの馬の骨かわからんウイルスに生き甲斐奪われて冷静でいられるわけないでしょ。
悲しいって思うことを許してください。
とうの昔に正気を失っている。
それでも明日も人間のふりをする。
全部受け入れるふりをする。
推したちがまたライブを出来るように。
関係者の方々が不自由無く生活できるように。
自担や推しが大好きだから、大人しく手洗いうがいしてずっと待っています。
2月17日、東京駅で「また来月!お渡し会で来ますから!」と言ったその来月がじわじわと遠のいていく。
頭で理解した正しい振る舞いと、自分の感情のギャップにずっと苦しんでいる。
今の救いはこれしか無い。
Wash up みんな うがい うがい うがい うがい
HANDEAD ANTHEM を知っているか
時は声優×音楽ジャンル大戦国時代。
ヒプノシスマイクの台頭によってもたらされた空前の大ブームはとどまるところを知らず、日々新しいコンテンツが生まれている。
ところで、HANDEAD ANTHEMというコンテンツをご存知だろうか。
公式の言葉を借りるなら、男性声優×ゾンビ×EDMの音楽コンテンツだ。
どうしてゾンビを混ぜようと思った。
友人曰く、気が狂ってないとハマれないらしいが私はもうハンセム無しでは生きられなくなってしまった。
これは、私の沼落ちの記録である。
HANDEAD ANTHEMとは
そもそもHANDEAD ANTHEM(略してハンセム)とは一体何か。布教ブログじゃないので詳しくは以下の公式ホームページへ。
ハンセムには大きく分けて2つの側面がある。
1つ目は、先に述べたように男性声優×ゾンビ×EDMコンテンツという側面だ。
そのまま、昨今の流行りに乗ったのでしょう。オタク、クラブのノリができるように頑張るよ。ノリ方はわからないけれどバキバキソングは大好きよ。
他コンテンツに負けず劣らず気合が入ってる。ニジスタの社長さんのツイートを見てもよくわかる。
イラストレーターさんも、音楽プロデューサーさんも気合が入ってる。ありがとうございます。
ゾンビ要素は初見わけわかんないけど。ここは考えるな感じよう。これも良い要素なんだ。コンセプトMVを見ればわかる。私も噛まれた〜〜〜〜い。
2つ目は、声優コンテンツ発の企画だという側面だ。
このハンセム、突如出現した企画ではない。
K4カンパニーという声優コンテンツをご存知だろうか。K4カンパニーとは、小松昌平・益山武明・増元拓也・濱健人(敬称略)の4名が出演する声優コンテンツだ。詳しくは以下の公式ホームページへ。
爽やかな若手男性声優がわちゃわちゃする様子を見て喜ばないオタクはいない。
ハンセムはこのK4カンパニーが企画しているコンテンツだ。よって登場する16キャラクターのCVを4人で担当している。1人4役だ。正気の沙汰ではない。
新コンテンツを売り出す際に、声優が豪華ということはポイントになる時代だ。しかしハンセムはたった4人しかいない。これは一体どういうことか。推しの様々な演技が聞けるということだ。最高。生きていてよかった。演じ分けが楽しい。
詳しいことはyoutubeのボイスドラマを聞いてほしい。私はこれで狂った。これからハンセム垢を作ってしまった。
今は公式サイトのキャラクターボイスからいつでも聞けるが、デッドレベルライジングというものがある。いわゆる豹変ボイス的なものだ。CVを担当する4人のことを知っているなら是非聞きに行ってほしい。絶対損はしない。きっと衝撃を受ける。私が保障する。
そして、声優コンテンツに今や欠かせないものがある。ライブだ。
まずはこちらを見てほしい。
”実在”
ちなみに、5月31日に1stライブが開催される。
16キャラいるのに出演者は相変わらず4名。どの曲を歌ってもステージにいるのは小松さん益山さん増元さん濱さん。なんというオーバーワークでしょうか。友人と「1人4役だからライブなんてできっこないよ~」なんて言っていたころが懐かしい。
まあ、まだCDは1枚しか発売されてないんですけどね。(?????)
ハンセムの好きなところ
どうしてほかのコンテンツじゃなくてハンセムなのか。その理由をいくつかあげたい。
1.推しが「こんな役やりたかった」って言った
これを言ってしまったら元も子もないが、キャラクターが発表された生放送でこんな役を演じたかったと言われたらもう推すしかなかった。オタクという生き物の悲しい性です。実際、それ抜きにしてもコウ様は刺さってたけど。
上記の通り演者がプロデュースしているため、普通の役とは違って挑戦的な面もあるところがいいと私は思う。ありがとうK4カンパニー。ドラフト会議回のことは忘れない。あとシャッフルエチュードも。
2.ファンを置いていかない
ソシャゲ戦国時代の現代では、コンテンツの展開スピードは速くて当たり前だ。もちろん、ハンセムも速いと思う。しかし、このEDMというジャンルも元をたどればK4のゴリゴリソングプロジェクトのアンケートにあったものだ。確か。
供給スピードはえげつないけれど、どれもファンのことを思ってくださっているはずだ。だってK4カンパニーなんだもの。K4が企画しているなら大丈夫だという謎の信頼がありますね。
CD売り上げでなんやらみたいな企画も出てきたけど、どこが勝っても推しがいる平和な世界。1人4役だから。
3.とにかくガチ
曲が強い。
キャラが強い。
ありがとうイラストレーター様。音楽プロデューサー様。振付師様。監督様。
どの動画も見た瞬間、聞いた瞬間、「優勝」ってなった。少なくとも私はそうだった。強いことはいいことだと信じているので。
最後に
長々と書き連ねたが、ハンセムもK4カンパニーもまだまだ大きくなる途中だと思う。だからこそ、とにかく1人でも多くの人の目に触れてほしい。好きにならなくてもいいから知ってほしい。
もっともっと高みへと昇ってほしい。
まずは1月29日発売のB.U.HのCDを予約することから始めよう。応募券のために複数購入するから友人に押し付ける算段だ。すまんな。
ちなみにこっちは絶賛発売中です。ハンセム公式ECサイトへGO!
これからたくさんCDがでるし、ライブもある。きっとまた朗読劇もあるでしょう。これからもどんどん成長するHANDEAD ANTHEMが楽しみで仕方ない。
「半分死んで幸せになろう!」
アイドルが好きだということ
生きていく理由なんてわからないけれど、死なない理由があるとするならそれは、アイドルが好きだからだと思う。
ただそれだけ、という記録。
今日も大好き。
アイドルは一瞬の輝き
事前準備
1日目
2日目
総括
アイドルはこっちを向かない
「2階まで見えてるよ。」
「ファンのみんなのおかげ。」
「これからもプロデュースよろしく。」
アイドル達はいつだって私たちに語りかけてくるけれど、私自身は見ていない。
直接的なファンサをもらう瞬間も、私自身を通してその人の「ファン」という集団を見ているように感じる。
アイドルと私の関係はどこまで行っても商品とその消費者でしかない。
これは、最近SideMの引退の話をよく聞くこと、周年ニコ生であった今後の展開のこと、自分のジャニーズ現場でのこと、自担のグループ活動とソロ活動とそれに対する様々な意見、脱退メンバーの受け止め方、Jr.の推しがデビューできないこと、その他いろいろなことを総括して自分が考えたことの備忘録です。
アイドルはファンが存在しないと活動できないが、そのファンが自分でなければならない理由はない。
ソシャゲで一番課金していた人が引退してサービス終了の危機になることはあるらしいけど、自分がファンをやめたからアイドルが引退することはまず無い。
それでも私たちは、アイドルが自分を見ていると錯覚する。アイドルはファン一人ひとりを見ているように演出する。
その最たる例が2次元アイドルだと思う。この世に実在しないながら、その作りこまれた設定、情報公開のタイミング、声優が行うライブではキャラクターとオーバーラップするように感じられる演出などからあたかも実在するように思わせる。私自身がプロデュースしている感覚を引き起こす。実在しないアイドルの意思を感じさせる。SideMのプロデューサー感。
ファンの自分が望む展開を実現させたいからそのコンテンツにお金を落とす、というのは正しいのだろうか。お金を落とさなければなにも始まらない。しかし、自分の希望と同じものを持っているファンが一人もいなかったなら、どれだけお金を出したってその希望は叶わない、と思う。実際は知らないけど。
結局どんな売り方、展開の仕方かは、アイドル本人のしたいことによる。
アイドルがファン全体の要望をくみ取って、より多くのファンが喜ぶようにと展開している。
その結果、自分ひとりの要望と一致する可能性が高いだけ。
実際は、ファンの要望の全体像はファンには見えにくいのかもしれない。SNSとかでバズる意見が多数派とは限らない。無言で購入する人、ご意見フォームやはがきを送る人の数は見えない。
アイドル本人たちは動員数や売り上げ以外にも様々なデータを持っているだろうから、少なくともファンよりはるかに自分たちが求められているものが見えていると考えられる。
ファンの多数が願っても実現しないことも多い。
例えば、今いるJr.全員を一斉にデビューさせることはできない。
アイドルの活動は、アイドル本人とファン以外に、運営する会社や事務所が必ず存在する。これがあるからもめる。
この存在の見せ方もすごく難しい問題だと思う。
ファンの要望とアイドルのしたいことが一致していたとしても、会社や事務所の方針とかいろいろでどうにもならないこともある。そこは納得したい。難しい。
でも46人で2期してほしい~~~~! 推しデビューして~~~~!
それを踏まえたうえで、需要を理解して会社や事務所の制約の中で最大限その需要にこたえるアイドルは本当に賢いと思う。どう動けばファンの多くが喜ぶかを理解して常に冷静にその要望に応えていくのは天才的ですよ。優しいのか冷たいのかわかんない。
ファンは消費者である以上、自分個人の要望はほかのファンの要望とまとめられて、ファンという集団に対してレスポンスが帰ってくる。私にくれたファンサは「ファン」の1人である私にくれたファンサ。
こんな考えでもめちゃくちゃ好きなの頭おかしいとしか言えない気がするけど、私は彼らが好きだし、需要と供給が一致していると感じているのでまだターゲット層にいるんだと思う。
今はまだ多くのファンと同じような考えを持っているからそれにこたえてくれるアイドルたちを応援できているけど、ずっとそのままでいられるわけじゃない。
自分が需要と供給の関係から外れてしまうまでは、消費者として、アイドルから離れられない、と思う。
こんな奇妙な好きしか投げかけることができないけど、彼らは私のものじゃないから、こっちだけを向いたりしないでほしい。ずっと「ファン」を見ていてほしい。そんな彼らが好きだから。